富山で活動しているコーチひびのあゆみです。
今回は私がなぜコーチになったのかについてお話します。
コーチングに出会ったのは育児中のときでした。
子どもを産んだあと、
「このまま私の人生が終るのかな~」
と漠然と不安を感じていました。
それまでの仕事も自分にあってなかったわけではありませんが、
自分にしかできないこと、自分だからこそできることを自由にやりたい
という思いが湧いてきたのです。
とにかく何か自分でビジネスをしたい。
起業して画期的な仕組みを作りたいという想いがありました。
当時、時間だけはあったので私はビジネス書を読みあさりました。
行政が開催する託児サービス付きの無料の起業講座などを
可能な限り受講しました。
小さい子どもはよく寝るので、
お昼寝の間などに本を必死に読みまくりました。
当時、本をたくさん買うお金はないので、
図書館で一度に10冊20冊と借りては読むを繰り返していました。
そんなときにコーチングに出会いました。
きっかけはビジネス雑誌で
自動車会社の日産のカルロスゴーン氏の記事でした。
日産の業績が悪化してどん底のときに、ceoにカルロスさんが就任し、
日産の業績をV字回復したときに、
彼がしたのがコーチングだったというのです。
カルロスさんは部下に
「君はどうしたらいいと思う?」
と質問しかしないというのです。
部下はどうしたらいいか知りたくて聞いているのに、教えてくれない。
しかも質問をされる。
でもそのうち、部下も自分で考えてアイデアを出す。
カルロス氏はそれをやるように促して、
結果を聞いたら、また「君はどうしたらいいと思う?」
と質問したというのです。
そのときに私は
「そうだよなぁ。人から言われたことはやる気が起きないし、
やったとして失敗してもあの人の言う通りにしたんだから・・・
と人のせいするけど、
自分で考えたことなら自発的に行動するし、
やって失敗しても自分で次のアイデアを考えるようになるよな。
コーチングってすごい!」
とすごく納得したのです。
それから私は片っ端からコーチング関係の本を読み、
コーチングこそが私がやるべきことだと確信しました。
私の人生で、心から極めたいと思ったことが唯一コーチングでした。
「コーチングを始めた」と旧友に報告した時、
旧友は「とてもあなたらしいし最適だ!」
と言ってくれたのが本当に嬉しかったです。
というのも
私は中学生のときに学校で受けた適性検査で
どんな仕事も適していると結果がでたんです。
おすすめの職業に弁護士や医者と書いてありました。
内心、適当だな~と思いました。
それから、ずっと自分に何が合っているのか分からず、
適当に進学、就職・転職し結婚出産しました。
育児をしながら模索している時期に受けた職業適正検査では
経営者・管理職と出ました。
私は起業したいけど、部下を持ちたかったわけではないので
その時は腑に落ちませんでした。
コーチングに出会った後に私には
人に影響を与えたいという欲求が強いことが分かり、
その部分が経営者や管理職が適正というふうに
出てきたのだろうと納得できました。
コーチングは質問一つでクライアントの人生を変えてしまうのです。
それほど人に影響を与えることができることはあるでしょうか。
私の関わりによって
相手が夢を叶えることができるのです。
何よりもそれが私の喜びなんです。
相手に感謝されたいとかではなく
目の前の方に少しでも自分が良い影響を与えられたら
それに一番喜びを感じるのです。
だから私はコーチになったのでした。
最後までお読み下さりありがとうございました。